2011/09/08

ポートフォリオ展の感想





みなさまが提出して下さったポートフォリオを手に取り拝見する時、表紙に打ち出されているタイトルをみながらどういったテーマで編集されたものかを想像します。タイトルが表紙に表示されていない作品集は隣の紹介ポップを読みます。そこにもタイトルがない場合はタイトルがない行為に意図があるはずだと思っています。

そしてページをめくり、中を楽しみます。

ひとつのテーマ(タイトル)に合わせて載せる作品が選ばれ、テーマのくくり方によって同じ作品でも見え方は変わるように思います。たくさんある作品の中から選択し、ひとつに綴じる(時間的に区切りをつける)時、タイトルが読み手に与える影響はとても大きいように感じます。
各々に付く作品のタイトルとは別に、作品集に名前が与えられる面白さがあると思いました。

本来、書店の本棚には出版社から発刊されたものしか並びません。
そんな中、今回のように作品集を陳列させることは、作品集にとってとても良い環境(隣には大好きな書籍があることも含め)であったように思います。みなさんが影響を受けた芸術書を読める楽しさもありました。みなさんやポートフフォリオ展に来て下さった方々に、新しい書籍との出会いがあったことを願います。

※作品集の返却方法について
展示期間終了の翌日、21日からジュンク堂7階にてお返し致します。
芸術書担当者へ「ポートフォリオの回収にきた」旨をお伝え下さい。
お手数だとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。